REGの所得・経費問題は、金額を計算する前に「受け取った資金を自由に使えるか」「返還義務があるか」「事業との関係は何か」を切り分けると解きやすくなります。2026年Blueprintの個人税務・連邦税務手続を土台に、判断順序と証拠の残し方までつなげます。
- 前受家賃と返還予定の敷金を、名称ではなく返還義務で区別する
- 事業貸倒れと非事業貸倒れの所得区分・回収不能要件を分ける
- ホームオフィスはexclusive・regular・principal placeの順に判定する
- 年度依存額と恒久的な判定ルールをノート上で分離する
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1|現金を受け取っても、直ちに所得とは限らない
現金主義では受領時課税が基本ですが、受け取ったすべての現金が所得になるわけではありません。借入金のように同額の返済義務を負うものや、賃貸借終了時に返還予定の敷金は、受領時点で自由な経済的利益を確定的に得たとはいえません。
問題文では、資金の名称より、返還義務、利用制限、契約上の充当先を確認します。「deposit」と記載されていても最終月家賃へ充当する予定なら、税務上は前受家賃として扱うのが基本です。
- 誰から、何の理由で受け取ったか
- 返還義務は条件付きか、無条件か
- 将来の家賃へ充当する契約か
- 後日保持することが確定した時点はいつか
2|前受家賃と敷金は「将来返す予定」で分ける
前受家賃は、対象期間が翌年以降でも原則として受領年の賃貸所得へ含めます。一方、契約条件を満たせば返還する予定のsecurity depositは通常、受領時の所得ではありません。
後に修繕費や未払家賃へ充当して家主が保持することが確定した部分は、その時点で所得へ含めます。選択肢では、受領時、契約違反時、返還時という三つの時点を混ぜないようにします。
3|貸倒れはbusiness・nonbusinessと完全回収不能を確認する
business bad debtは、その債権が事業で生じたか、または回収不能となった時点で事業と密接に関連する場合の論点です。要件を満たせば通常損失となり、一部回収不能でも控除できる場合があります。
それ以外の真正な貸付はnonbusiness bad debtです。こちらは全額回収不能となった年に短期キャピタルロスとして扱います。贈与だった資金を後から貸付と呼び替えることはできないため、返済意思、契約、回収行動の証拠も重要です。
- 真正なdebtor-creditor relationshipがあるか
- 主な動機は事業か個人か
- 一部回収不能か全額回収不能か
- 回収不能と判断した年を裏付けられるか
4|ホームオフィスは用途・頻度・場所を順に判定する
原則として、特定部分を事業だけにexclusiveかつregularに使用する必要があります。個人利用と共用する机を時々使うだけでは通常、要件を満たしません。ただし在庫保管やdaycareなど、exclusive useに例外がある用途もあります。
自宅で管理・運営業務を行い、重要な管理・運営業務を行う他の固定場所がなければ、顧客への役務を外部で提供していても主たる事業所となる可能性があります。適格性を判定した後に、直接費・間接費、事業使用割合、所得制限を検討します。
5|控除の結論を記録保存と時効へつなげる
控除可能という知識だけでは申告実務は完結しません。用途、支払先、金額、事業目的を示す領収書、契約書、帳簿を保存し、申告書上の項目を裏付けられる状態にします。資産basisの記録は、その資産を課税処分した年の時効が終了するまで必要になることがあります。
IRSの一般的な税額査定期間は3年ですが、重大な所得除外では延長期間があり、無申告や脱税目的の不正申告には通常、期間制限がありません。問題では「通常」「例外」「期間制限なし」を区別します。
6|REG MCQの判定を5行で固定する
所得・経費問題では、数値の前に法的性質と時点を決めます。以下の順序を答案用紙へ短く書くと、前受、預り、資本化、個人支出の取り違えを減らせます。
- ① taxpayerと会計方法を確認
- ② 資金の法的性質と返還義務を確認
- ③ 事業・投資・個人のどの活動か分類
- ④ 認識年と所得characterを決定
- ⑤ 証明・記録・時効の特則を確認
公式情報・参考資料
制度や出題範囲は変更される場合があります。最終確認には以下の公式情報をご利用ください。
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