同種資産交換では、利得が消えるのではなく、replacement propertyのbasisへ繰り延べられます。まず通常の売却と同じようにrealized gainを計算し、その後にbootなどでrecognized gainを判定し、最後に新資産basisで繰延額を確認します。

この記事の要点
  • 原則として事業・投資用のreal property同士かを確認する
  • realized gainとrecognized gainを別々に計算する
  • 現金・非同種資産・純負債免除はbootの検討対象になる
  • replacement property basisで繰延利得を引き継ぐ
  • 繰延交換ではconstructive receiptを避ける仕組みを確認する
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1|適格性を計算前に確認する

現行の一般的な非認識ルールは、事業または投資目的で保有するreal propertyを、同じく事業または投資目的のlike-kind real propertyへ交換する場合を対象とします。個人使用の住宅、販売目的の不動産、原則として個人資産や無形資産は同じ枠組みでは扱いません。

『種類が同じ』を狭く読みすぎず、資産の性質・characterを確認します。ただし米国内不動産と国外不動産など、法令上の例外は別に検討します。

2|Realized gainは通常どおり計算する

amount realizedから旧資産のadjusted basisと交換費用を考慮してrealized gain or lossを求めます。非認識取引でもrealized gainそのものがゼロになるわけではありません。

設問で負債を互いに引き受ける場合、相手に引き受けてもらった負債と自分が引き受けた負債を整理します。純額だけを見る前に、cash、other property、liabilitiesを別行で置きます。

3|Recognized gainはbootを上限に判定する

適格交換でcash、非同種資産、一定の純負債免除を受け取ると、一般にrealized gainと受け取ったbootのうち小さい金額まで利得を認識します。realized lossは適格交換部分について通常認識しません。

bootを支払った側と受け取った側を逆にしないようにします。負債が双方にある場合は、他のbootとの相殺ルールを問題文の事実に沿って適用します。

4|新資産basisで繰延額を確認する

replacement propertyのbasisは、旧資産のbasisを出発点に、追加支払、引受負債、recognized gainを加え、受取現金・非同種資産・相手が引き受けた負債などを調整して求めます。

別の確認方法として、新資産のFMVから繰延したgainを差し引くと考えられます。二つの方法が一致しない場合は、bootまたは負債の向きを再確認します。

5|繰延交換は資金を自由に受け取らない

旧資産の譲渡とreplacement propertyの取得が同時でない場合、qualified intermediaryなどを用いて実際またはconstructive receiptを避ける必要があります。納税者が売却代金を自由に使える状態になると、交換ではなく売却となる可能性があります。

識別・取得期限などの時限ルールは受験年度の法令と問題文に従います。期限の数字だけでなく、いつから数えるか、誰が資産を保有するかを確認します。

6|TCPの計画問題で比較する

計画問題では、即時売却、適格交換、bootを含む交換を並べ、当期recognition、将来basis、資金需要、保有目的を比較します。税額だけでなく、取引が適格要件を満たす実行可能性を確認します。

本記事は学習用で個別の税務助言ではありません。Publication 544は2025年申告用で2026年に公開された版を参照し、受験時にはAICPAの税法変更テスト時期とIRSのFuture Developmentsを再確認してください。

7|新規10問で適格性・期限・Basisを一巡する

関連演習では、事業・投資用real property、国外不動産、45日識別、180日取得、cash boot、純債務免除、qualified intermediary、関連当事者、Form 8824を扱います。

Publication 544とForm 8824 instructionsの対象年度を明示した独自問題です。まず適格性と期限を判定し、その後にrealized gain、recognized gain、replacement property basisの順で計算してください。本記事は学習用で、個別取引の税務助言ではありません。

  • 識別45日と取得180日を区別する
  • 納税者が資金を自由に受け取れるとconstructive receiptの問題になる
  • 受取bootとrealized gainの小さい方がrecognitionの基本上限

公式情報・参考資料

制度や出題範囲は変更される場合があります。最終確認には以下の公式情報をご利用ください。

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